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宇宙はどうしてできたのか、宇宙ができるまえはどうだったのか、という問題にはっきりと答えられる人がいないのと同様です。
それを何とか説明ししようとして、ある人は神の存在を考え、またある人は哲学を極めようとするのです。
風水師としての私の意見は、つぎのようなものです。
つまり、物質が動くのは、どこかにある意思があるからだという考えです。
ですから、地球上のあらゆるものが、現在の姿をもっているのは、なんらかの意思によるものなのだと私は考えています。
もちろん、地球も一つの生命体であり、その生命体としての地球の特別の思いによってできたのが、覚寄山というわけです。
世界地図を開いてください。
良嵩山を中心とし、世界の各地に龍脈が走っていく様子がよくわかると思います。
覚有山に連なる山脈が、あるものは中国大陸から日本や台湾へ、そしてあるものはヨーロッパアラスカへと、全部で五本の″龍″が世界に伸びています。
この五本の龍脈は、人体にたとえれば大動脈のようなものです。
世界各地に伸びていくにしたがって、数々に枝分かれして毛細血管となる支脈へと、良器山の気が流れ込んでいくのです。
この″気″は、風水学の用語では″生気″ともいいます。
この生気があるからこそ、植物が成長し、人間をはじめとする動物たちが生存することができるわけです。
このように、良有山から世界各地に生気が流れているのですから、それぞれの″龍″の活動状況を見れば、世界各国の趨勢がわかるはずです。
″龍″の勢いがよければ、その国や地域はこれから発展していく可能性を帯びていることがわかります。
一方で、″龍″の勢いが弱まっていれば、その国や地域はだんだんと斜陽化していくだろうということがわかります。
まえにもすこし触れたように、″龍″の勢いは時の経過によって変化するものです。
ですから、″龍″の勢いを調べれば、世界情勢をある程度読んでいくことができるのです。
これについては、あとでくわしく説明します。
それでは、良海山から日本への龍脈をみてみましょう。
良海山からの太い龍脈の一本は、モンゴルから中国の東北地方を通り、アラスカまで達してから、カムチャツカ半島を経て日本にはいり込んでいます。
日本は、ちょうどひじを曲げたような形になっていますが、この場合、ちょうど曲がっている関節の部分が″穴″になります。
まさしく、首都の東京がここに位置しているわけです。
また、西に伸びた″龍″は、大阪から神戸のあいだでもう一つの″穴″を結んでいます。
さらに、広島市のあたり、四国の松山、九州の大分から別府付近にも″穴″が見られます。
日本にはいり込んでいる″龍″は、勢いが強く、力が衰えていません。
面積が小さいにもかかわらず、日本が古来から繁栄を続けている理由の一つが、この龍脈にあると私は考えています。
大地のエネルギーとは地電気のようなものと考えればいいここまで、私は当然のことのように″龍″とか″大地のエネルギー″とかと書いてきましたが、読者のみなさんの中にぱ、ほんとうにそんなものがあるのかと疑っている人もいるかもしれません。
なにしろ実際に目に見えるものではないのですから、信用できないのも無理ありません。
じつは、私も黄老師に風水を本格的に習うまで、いまひとつ納得できませんでした。
しかし、老師についてあちこちを見て巡るうちに、とくに霊園や墓地には一種の″磁場″のようなものを感じるようになってきました。
具体的には何かわかりませんが、たしかに大きな力が働いているのです。
一般の「超常現象」を扱っている書物ならば、すべて「霊」のしわざといってかたづけてしまうかもしれません。
しかし、それではあまりにも無責任というもの。
地理風水というのは、長いあいだの経験を積み重ねることによってつくられたものです。
何かしら根拠となるものがあるにちがいありません。
それでは″龍″は「地磁気」なのでしょうか。
地球が一つの大きな磁石であって、地球を磁場がとりまいているということは、すでに科学的に解明されています。
この場合、地磁気は空間のエネルギーといってもよいでしょう。
それは、空から与えられるエネルギーだと考えられるからです。
しかし″龍″は大地のエネルギーです。
そこで私は考えるのですが、″龍″は″磁場″というよりも、電気のようなたぐいのものなのではないでしょうか。
つまり大地のエネルギーは、いわば″地電気″というものだと思えてくるようになったのです。
実際に電気かどうかはともかく、″龍″を電気にたとえると、地理風水がよくわかります。
龍脈が電気の流れる道ならば″穴″はコンセントです。
家や墓は、テレビやクーラーのような電気製品だと考えればよいでしょう。
いくらテレビやクーラーを買ってきても、電気がきていなければ、使いものになりません。
これとおなじように、いくらいい家や墓を建てても、″穴″につないで″龍″の気を受けなければ、あまり意味がないのです。
ここでは、たとえ話として電気を使いましたが、大地のエネルギーが電気の一種であるということは、あながち絵空事とは言えないようです。
以前私が見た雑誌のなかに、東京の大地の電気を測るという実験が載っていました。
その結果、東京タワーの付近や皇居の半蔵門では、大地の電圧が高い値を示したというのです。
これを短絡的に″気″に結びつけるわけにはいきませんが、もしかすると状況証拠の一つくらいにはなるかもしれません。
人体の経絡やツボについても、すこしまえまでは迷信のように思われていたものです。
あれだけ長いあいた研究がされていて、しかも大きな効果をあげていたのにです。
それが、科学の進歩による測定器具の発達などで、存在が確認されるようになってきたことを思い出してください。
また、磁気ネックレスだって、ほんとうに効果があるのかどうか、はじめはずいぶん疑問視されていたではないですか。
時代をさかのぼってみると、電波はもちろん電気でさえ、その存在を確認するまでには長い年月がかかっています。
ですから、龍脈についても、あと何十年かしたら、存在が証明できるのではないかと思います。
私も、もし大地の電気や磁気を正確に測る機械が手にはいったら、それを使って″龍″や″穴″を統計的に説明したいと思っています。
すべていい気の場とはいえない″穴″というのは、″龍″のエネルギーが噴き出しているところです。
それならば、どんな″穴″であっても、家や墓を建てるのにいい場所なのでしょうか……。
いいえ、そうではありません。
″穴″だからといって、かならずしもすべてが″いい気の場″とはいえないのです。
その理由を説明するために、我われ風水師が「尋龍点穴」をするときのコツをお教えしましょう。
「尋龍点穴」というのは、まえにも述べたように、地龍を追って″穴″を探し出すことをいいます。
略して「点穴」とも呼びます。
点穴をするには、まず何よりも″龍″をつかむことと、気がたまっている場所を探すことが必要です。
しかし、この二つの条件を満たす場所を探すだけでは、″穴″そのものは見つかっても、それが″いい気の場″なのかどうかは保証できません。
すくなくとも、あと二つの条件が必要になります。
一つは、周囲の地形が、″穴″の気を守ってくれるようになっているかどうかということです。
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